はじめて夢を持った話
私は昔から優等生と呼ばれるレールの上をひたすら歩いてきました。
小学校から大学までずっと学校で上位の成績をキープしていて、いつも何かしらの代表をしていて。
受験は全て推薦で決まって、就職活動でも複数の内定をもらって、挫折もせずに社会人になって、今後もこんな平凡な生活が続いて行くんだって何となく思っていました。
そもそも私はものごころついたころから、夢を持つことはありませんでした。
ただ自分が達成できるレベルの目標を立てるだけでした。
みなさんは小学校の卒業文集の将来の夢のページ、何を書きましたか?
私は「大学に合格すること」と書きました。
このころから私は、ただありきたりの人生を平凡に歩むことに何の疑問も抱いていませんでした。
そんな人生を歩んできた私は、もちろん会社に入ってからも優等生でした。
社内試験は好成績で、書類の作成の速さや正確さにも定評がありました。
ただ、ひたすら何の疑問もなく、会社の歯車として働いていました。
パワハラやセクハラはもちろんありましたが、社会なんてこれが当たり前だと最初からあきらめていたのです。
しかし、頭では仕方がないことだと思っていましたが、身体は正直でした。
初めは食欲がなくなったり、眠れなくなったり。次第に血を吐いたり、微熱が続いたり。
終いには洗濯物を干しにベランダに出るたびに、ここから飛び降りたら一瞬で死ねるかな…とマンションの11階から長時間下を覗き込んでいました。
完全に病んでますよね(笑)
でも、その当時の私は、親の期待にも会社の期待にも応えないとって、それしか考えていませんでした。
でもやはり限界は来るもので、ふとした瞬間に全て投げ出して逃げようって思いました。
今の安定した生活を投げ出してでも、いい子ちゃんの生活を辞めようって。
だってそもそも私はそんないい子じゃないんです。
ただ親の、先生の、友達の期待に応えるために頑張っていただけなんです。
その日のうちに履歴書を買って、次の日にはカフェで履歴書を書いて提出していました。そしてその2週間後には、無理やり有給を取って面接に行き、みごと内定を勝ち取ることが出来ました。
その後、辞めて欲しくない会社と意思を変えない私との攻防戦が続くわけですが、それはまた別の機会にお話しさせていただきますね。
ちなみにここまで、親への相談も友人への相談も一切ありませんでした。
今思えば、初めて自分の意思で、誰の顔色も窺わずに決めた人生でした。
(大手の会社を何の相談もなく辞めた私に対して、友人はただ唖然とし、親には泣かれました)
そして新たな会社で、ただひたすら夢中で仕事をこなしてきました。
職場環境、人間関係、金銭面…全てに恵まれていて、毎日忙しくも楽しく生活しています。
そして最近、私指名で任せてもらえる仕事が増えました。
一から十まで、自分で調べて、書類を作成し、申請まで行うというとても大変だけどやりがいのある仕事です。
そこでふと思いました。
資格さえあれば、私個人でも仕事を受任できるのです。
起業をすることも、副業として行うことも出来るのです。
「資格を取って、自分自身で顧客集客から全て行いたい」
初めて夢が出来ました。
独学で資格に合格することはかなり難しく、また顧客集客もかなり苦戦するでしょう。
何年かかるのか、成功するのか失敗するのか、予想もできません。
でも、挑戦してみたいのです。
夢が出来てからは、以前よりも仕事が楽しく、学びたい気持ちが強くなりました。
何年後になるか分かりませんが、この夢をかなえられるように努力していきたいです。
今後もこのブログで、学んだことや進捗などをご報告していきたいと思います。