逃げたっていいじゃない。仕事よりお金より、命が大事。

私が新卒で入った会社をで辞めると言った時、人事部長から「逃げるのか」と言われました。

「逃げたら今後の人生も、辛いことから逃げて続ける人生になるぞ」って。

会社を辞める宣言をした私は最終的に、直属の上司、そのエリア長、採用担当、人事部長と４度の面談を行いました。

人事部長以外は私の新たな道を最終的には応援してくれたけど、この言葉を発した人事部長とは結局最後まで分かり合えることはありませんでした。

そもそも私は人事部長の「仕事を辞める=逃げる」と決めつける考えに納得がいかなかったし、何より逃げたら一生ダメ人間みたいに言われたのが許せなかったのです。

私が転職した理由は、確かに半分は逃げでした。（会社には、昔から進みたかった別の道に進むとしか伝えていませんでした）

仕事はストレスでご飯が食べられなくて眠れなくなるくらい辛かったし、毎日のように死にたいって思っていました。でも、ここで負けるわけにはいかない、我慢していれば、明日は何か変わるのではないかと思って毎日を戦っていたんです。まあ、３回栄養失調と睡眠不足でぶっ倒れ、２回血を吐きました(笑)

そんな限界を迎えていたある日、なんでもない飲み会の席で、ふと「会社辞めよう」そう私は決心しました。

そして、その日の帰りに履歴書を買って、次の日にはカフェで履歴書を書いて送っていました。

逃げるのって怖いですよね。今は確かに辛いけど、安定している生活があって、逃げるということはその生活を手放すことだから。だから逃げるって決めたら、その勢いがあるうちに進まなければならない、そう私は思います。

私が逃げる決意をした時と同じころ、大学の同期が自殺しました。理由はハッキリとは教えてもらえませんでしたが、ブラック企業に耐えられなくなったからだと聞きました。２年前まで当たり前のように毎日会っていた友人が、亡くなった事実を受け入れられないのはもちろんでしたが、仕事なんかよりお金なんかより自分の命が大切なんだって言ってやりたかった。

お金の心配なんて後からすればいい、死ぬくらいなら、後先考えずにさっさと逃げていいのって、今では、友達から仕事の悩み相談をされると、必ずこう言います。

幸いにも私はすぐに希望していた転職先から内定をいただき、その環境から逃げることに成功しました。

転職してからは、食欲がわきすぎて７kg近く太りましたが(笑)

もし私があの時逃げなかったら、どうなっていたのか想像もできませんが、間違いなく今の生活の方が楽しく幸せであると自信を持って言い切れます。

仕事を辞めることは、決してマイナスなことではありません。お金がなくたって幸せな人生はあります。まずは、自分の命を最優先に考えてください。

先日友人の一周忌を迎えたので、乱文ではありますが、私の考えを思うままお話しさせていただきました。

この文章を、逃げるきっかけにしていただければ幸いです。