健康診断の結果から「死」について考えてみた
交通事故、未曽有の災害、病気。
私達が毎日生きていることは、決して当たり前のことではありません。
来週の予定が立てられる、半年先の予定を入れられる、それは決して当たり前のことではなく、とても幸せなことなのです。
だって、未来に生活に困っていない保証があり、健康にも問題がないいと思えているのだから。
私は辛い闘病生活があるのであれば、延命はして欲しくないと思っていました。
痛みなく楽に死にたい。
だから病気になったら、仕事を辞めて世界一周の旅に出よう。
…なんて思っていました。
たぶんそれは、「死」が自分とは遠い場所ににあったからだと思います。
昨日健康診断の結果が返ってきました。
結果は「E:要精密検査」…一瞬時が止まりました。
健康診断は心配するに越したことはないからと、少しでも心配なことがあれば再検査させると聞いたことはありました。
でも、それがいざ、自分の身に降りかかると、頭をよぎったのは死への恐怖でした。
詳細な所見は伏せさせていただきますが、私がまず始めに行ったことは、ひたすらその所見から考えられる病気を調べることでした。
まず、健康診断で「E:要精密検査」に該当する人は全体の10%程度、その中で本当に治療が必要な病気である人は60%との記事を見つけました(エビデンスがないので真偽不明ですが)。
そして、私と同じ所見で再検査になる人は1000人中20人、そしてその中で癌と診断される人は1000人に0.3人と言う記事も見つけました(これも真偽不明です)。
この数字だけ見ると、大丈夫な気もしますが、ネットの情報は真偽を見極めるのが難しいので、やはり再検査を受けて結果が出るまで不安はぬぐえません。
(不安な時はネットのどんな情報でも信じてしまいそうになるので注意です)
そしてふと考えたのは、「もし死ぬような病気だったら」ということ。
思い浮かんだのは、家族、友達、彼氏、そして私が思い描いていた未来のことでした。
良く、死ぬ前に何が食べたいかとか、どこに旅行に行きたいかとか、誰かと話すことはありました。
その時は、自分が大好きな食べ物とか、一度行ってみたかった場所とか、楽しげに答えていました。
でもいざ考えると、何か食べるより、どこかに行くより、大切な人と過ごしたい。
残す方も残される方も少しでも後悔しない為に何をするべきなのかということでした。
冷酷と呼ばれる私の心にもこんな感情があったなんて、自分でも驚きです(笑)
改めて「死」について考えることは、あまりないと思います。
私が以前考えたのは、東日本大震災が起きたときでした。
また別の記事でも書きますが、あの時は後悔しかなかったし、こんなにも死が身近なものになるなんて思ってもいませんでした。
今回健康診断で要精密検査になり、改めて自分が大事にしたいものが何か考えるきっかけになりました。
再検査は1週間後。
あと1週間、心配な日が続きますが、病は気からと言うので、元気に過ごしたいと思います。
みなさんも健康には気を付けて、あと、いくら病院が嫌いでも年に1回は健康診断を受けましょう!