「誰かに話を聞いてもらいたい」の危険性
たまにSNSで「誰かに話を聞いてもらいたい」みたいな投稿している人いますよね。
私はそれが本当に不思議で仕方ありません。
誰かって誰ですか?それってただ、悩んでる・困ってるアピールのかまってちゃんとは違うのですか?
もちろん私だって悩みや愚痴等、話を聞いてもらいたい時は多々ありますよ。
でも、それは誰でもいいってわけではない。
ただ愚痴を聞いてもらうのであれば、口の堅い聞き上手の友達がいいし、何かアドバイスをもらいたいのであれば、その悩みに的確なアドバイスをくれそうな人がいい。
それに、悩みってむやみやたらに誰にでも話せることじゃないでしょう?
人はみんな価値観も違うし、誰もが自分のことをよく知ってくれているわけではない。
アドバイスはその人のことをよく知っているからこそできるものではないですか?
あまり親しくない人に自分の全てをさらけ出して愚痴をはけますか?
無理ですよね。
勘違いされたら、引かれたらどうしようって、気を遣いながら話したり、身バレ・特定を避けるために個人情報をぼやかしたり、別にその人に話を聞いてもらう必要はないのではないでしょうか?
SNSで「誰かに話を聞いてほしい」って人は「どうしたの?話聞くよ」を待ってるのですか?
それは誰でも話せる話なのですか?
弱っている人にこんなこと言うのは酷ですが、弱っている時こそ他の人の意見に流されやすいときです。
その弱っている時に、むやみやたらに誰でも頼っちゃダメですよ。
ちゃんとあなたが信頼できる人を頼ってください。
リアルの友人には話しにくいことだから、ネットの知らない人に話を聞いてもらいたい…その気持ちわからないわけではありません。
ネットだからこそ、本当の自分の気持ちを吐けることもありますよね。
でも、その弱っているあなたに優しく漬け込んでくる悪い人はたくさんいますよ。
(これは、ネットだけではなく、リアルの人にも言えることですが。)
自分は大丈夫だと思うかもしれませんが、人間弱っている時は脳の働きも鈍くなっています。
いつもであれば大丈夫なことが、考えが鈍って反応が遅れるかもしれません。
また、個人情報を話してしまいトラブルに巻き込まれるかもしれません。
少し前にSNSで「死にたい」「家出したい」などと相談していた人たちが、優しくアドバイスしてくれた人と実際会ったところ、殺されてしまった事件がありましたよね。
いつどこで何が起こるか分からないのです。
実際起こってしまってからでは遅いのです。
この人なら大丈夫だろうと思っていても、どんな仮面をかぶっているのかわからない、それが便利なSNSの怖さでもあります。
ネット上の第三者に相談したいと思っている人は、このようなリスクを徹底的に回避するために、個人情報の取り扱いや、万が一直接会う時は二人きりにならないこと等、徹底的に注意を行ってください。
悩みがある方、それは貯め込まないでください、信頼できる人に相談してください。
でも、相談する際の注意点は頭の片隅に置いておいてもらえると、良いなと思います。